- ダンス効果
- 今、わが国は類見ない速さで高齢化社会を迎えようとしています。
その主な原因を考えて見ますとそれは過酷な労働から解放を意味するのでしょうし、また、医療の目覚しい進歩があげられると思います。
しかし、医療がどんなに発達しても人間の機能の衰え、つまり老化を止める手立ては現在ありません。
自分の体は自分で動かせることが、つまり俗な言葉で言えば足腰が丈夫であることが我々の目指す高齢化社会の基盤ではないでしょうか。
1979年代、何百万人というアメリカ人がフィットネスに強い関心を持ち、ジョギング・ブームになった事はよく知られています。
しかし、フィットネスの第一人者と言われたA・J・フィックス氏がジョギング中に急死したことから世界中の生理学者や医師からジョギングのやりすぎに警告が出されましたが、ジョギングを正しく理解していなければ膝を痛めたり、心臓障害による急死など心配な面があると言えましょう。
そこでローインパクトな運動が見直されてきたのです。
ボールルームダンスは元々ローインパクトな運動です。平常余り運動をしなかった人が一念発起して運動を始めようとしたとき、ランニングよりもはるかにローインパクトな運動が良いのです。
ローインパクトな運動は疲労が少なく、それだけ長時間続けられるという長所があります。
つまりダンスはローインパクトな運動ですから長時間でき、それだけカロリー消費を促進するのに適した良い運動だということが言えます。また、運動量の調節も可能です。
運動には2通りの方法があります。そのひとつは無酸素運動で100メートル競走とか重量挙げの様な運動で400メートルハードルはその限界とよく言われています。
ふたつめは有酸素運動で、今流行のエアロビクスがこれに当たります。有酸素運動は本来、粘り強さを作るための運動です。こうした運動の違いは筋肉の鍛え方の違いなのです。
ダンスが健康に取ってどれほど良いのか、それはローインパクトな運動だからです。
ラテンはスタンダード以上に運動として理想的なものを持っています。それは全身運動であり、身体の一部だけ大きな負荷がかからない運動だからです。
また、ダンスは天候に左右されずに実践できる運動です。同じ全身運動といわれる水泳に見られるような水圧や低温刺激による末梢神経の収縮で血圧の上昇が大きくなり、心臓の悪い人は意思の管理の下で泳がなければならないといった問題点はダンスにはありません。
ボールルームダンスは言うまでもなく、粘り強い健康を身に着けてもらうことが出来るのです。また、ダイエットにも効果的で長時間カロリーを消費することができるので若い女性の方々にも非常に人気が高まってきています。是非、楽しく踊り、健康を維持していきましょう。
